● なでしこ
「なでしこ」は秋の七草のひとつで、ナデシコ科ナデシコ属の植物、カワラナデシコの異名であり、ナデシコ属の植物の総称です。
6月頃から8月頃にかけて可憐なピンク色の花を咲かせます。
我が子を撫(な)でるようにかわいい花であるところから「なでしこ」をいう名前になったそうです。
●花言葉
「なでしこ」の花言葉は、「純愛」「大胆」「勇敢」です。
他に可憐・貞節・無邪気・純粋な愛・思慕・女性の美など女性的なイメージが強いものが多いのですが、反面、大胆・快活というものもあります。
特に、濃い赤は「野心」を、白は「器用」「才能」を、八重は「燃える愛」を表わします。
● 「大和撫子(やまとなでしこ)」
「大和撫子」は、日本人女性の清楚な様子や美しさを褒め称える比ゆとして用いられる言葉です。
2011年女子サッカーW杯で優勝した「なでしこジャパン」は、日本中に勇気と元気をもたらしてくれました。
まさに「大胆」かつ「勇敢」な闘いっぷりでした。
●日本女子サッカー代表「なでしこジャパン」
日本女子サッカー代表は「なでしこジャパン」の愛称で親しまれています。
愛称が生まれたきっかけは、日本サッカー協会(以下、JFA)女性スタッフの提案でした。
当時、オーストラリア女子代表が Matildas(マチルダス)という愛称で親しまれていたことにヒントを得て、日本女子代表も愛称を使えば認知度が高まり、女子サッカーの発展につながるのではないかと考えました。
JFAでも日本サッカーの発展には女子サッカーの発展が必要と考え、愛称を募集し、応募数2,700から2回の予備選考を経て、最終選考で「なでしこジャパン」に決定しました。
「なでしこジャパン」の由来は、アテネオリンピック・アジア予選の際、「大和撫子」という言葉がよく使われました。
ヤマトが「ジャパン」となりその「大和撫子」が「世界に羽ばたき、世界に通用するように」との願いがこめられています。