【Q.ご相談事例】
個人年金の選び方について教えて下さい
【A.ご回答】
まず考えるべきことは、ご加入される個人年金をどのように使いたいかという資金ニーズです。
例えば、 1.退職から公的年金受給開始までの間の生活費として使いたい。 2.60歳代など比較的元気な時期に、趣味などにお金をかけたい。 3.公的年金では生活費に足りないため、不足分を補いたい。 といった資金ニーズを考えてみましょう。
「1.」や「2.」の場合、一定期間年金を受け取れる「確定年金」、「(保証期間付)有期年金」が適しているでしょう。 「3.」の場合は、「(保証期間付)終身年金」が適しています。
終身年金は老齢基礎年金や老齢厚生年金などの公的年金と同様、死亡するまで受給できる年金ですから、公的年金の不足分を一生涯にわたって準備することができます。
また、夫婦の両方が死亡するまで年金を受け取リ続けたい場合は、「夫婦年金」の利用も選択肢に入るでしょう。
個人年金保険の保険料は、受け取る年金額、受け取りを開始する年齢、また、上記のような年金受取期間のタイプによっても違います。
最終的には、「保険料負担がどの程度なら個人年金保険の契約を続けていけるか」といった面も加味してタイプを選びたいものです。